BDF精製講座by ジャーニートゥーフォーエバー
今日はBDF(Bio Desel Fuel)の自家精製するセミナーに参加してきました。
BDFとは、植物油(バージンオイルもしくは廃油)でディーゼルエンジンを動かす燃料のことです。この燃料を精製すればディーゼル車やディーゼル農機具、発電機等を動かすことができます。
廃油収集も100リットルを超えてきていて、あまり車でも遠出しないせいかポリタンクがどんどん積まれてきてしまっています。うちの車はこのままろ過した廃油を直接使えるのですが、理屈的に少なからずエンジンに負担をかけているようです。BDFにするとまだエンジン負担が軽くなるような気がして今回のセミナーを皮切りに自分でもプロセッサー(精製装置)を作ってみようかと思い立ったわけです。
■ジャーニートゥーフォーエバー
京都丹波にあるNGOジャーニートゥーフォーエバーの本部のある民家で13名ほどの集まりです。こちらも自給循環型の生活を実践されており、まずはガチョウのお出迎えを受けました。
ものすごく騒ぐのでびっくりしました。

セミナーでは、基本的な精製工程を実演していただき、説明を受けました。詳細な冊子も配ってくださいり自分でもできるかなと思いましたが、復習してみるとまだまだ理解が足りないようでした。
一度出来てしまえば簡単だと思いますがそれまでが大変なようです。工程が理解できれば次はクオリティを上げていく工夫をみなさんされているようです。
BDFは企業ぐるみや自治体ぐるみで活動されてきているようで、関心度は以前より高くなっているようです。原油高の今、廃油リサイクルを動力とするということは誰にとってもメリットがわかりやすいからだと思います。
自分ではあまり予習もしていかなかったので、概要を見れればありがたい!という感覚で参加しましたが、もうちょっと質問できるくらいにお勉強していけばよかったと思いました。そうでないと腑に落とすことは困難だからです。わからないことがなんなのかをわかるようにならないとね。
こちらでは、1リットル程度のミニプロセッサーから15リットルのもの90リットルのものと段階的に精製装置を自作されていました。車には一度に50リットルくらいは入れることになるのと、車に積んでおけばどこでも少量のBDFは精製できると、場面に応じたプロセッサーつくりがよくわかりました。リサイクルの精神と自家製手作りの精神のたまものです。
BDFには精製量に比例して可燃性の排出物もできてしまい。その処理に関しても試行錯誤しているようです。特に大量生産を試みている企業や自治体ではその処理に大変困っているようです。
自家製程度では、廃油石鹸の材料や、燃焼させる燃料材として活用することもあるようです。
少し面白いと思ったのは、空いた牛乳パックにおが屑を詰めてそこにその排出物(グリセリン)を染み込ませフタを閉じる。それで一リットルサイズの薪!?ができるわけです。それをマキ代わりに使い、薪ストーブ等で再利用するというものです。薪集めの大変なのでこのアイディアはいいかなーと思いました。
それと対比してSVO車のよう廃油を直接利用する技術では、そのような2次排出物が生まれないため環境負荷はBDFに比べて少ないという意見もあるようです。またBDFのクオリティを追求する段階になると様々な薬品添加物を混合してしまう方向に走り出し排気中に放出することでBDFの環境負荷提言に疑問を持つ声もあるようです。
どちらにしてもダークサイドを把握することで自分がどの程度環境負荷を与えているのかを意識できることが大切かもしれません。
■伊勢でものBDFデモ
相方は同時に伊勢のリサイクルフェア内で催されたBDFのデモンストレーションをお手伝いしてきたようです。
伊勢でももう5年も前からBDFに関して研究されてきている方や、実際にBDFプロセッサーを購入して自家用で使われている方々がいるようです。
そんなつながりんぐな中で今後のBDFに関する何らかの活動をともにすることになりそうです。
その中では、菜の花畑を起こして油つくりにも関連していくようです。少し楽しみな予感。
■リサイクルとはエンターテイメント
先人者はいろいろと職人気質でBDFを含めリサイクルの可能性を追及しているようです。しかしことBDFに関してはビジネス化も視野にしている方々も増えてきていてそのノウハウには利権関係も絡んできたりすることも増えているようです。
例えば自治体を中心としたプロジェクトにどこが進行役を買って出るかとか、廃油収集に関連したネットワークの囲い込みとかです。
装置の開発と売り込みから、流通業へのコンサルティングとか。
そんな資本主義のダークサイドをも含めた雰囲気をぬぐいきれないところもありますが、基本は自家製で手作り感覚の燃料といったところにこのBDF精製の面白さ、エンターテイメント性があると思います。
誰でもできるから面白い。そして誰でも自分で車を動かせるから面白い。というエンターテイメントになればいいと思います。
資本主義は専門特化の世界です。誰でもできないように見せかけることでそのサービス化で利益を得ることが可能になります。
今回丹波まで訪れたジャーニートゥーフォーエバーの活動にも手作りノウハウをシェアしていただけるそのコンセプトにも共感しました。
自分のワーゲンゴルフもSVO車。このSVOに関してもドイツ製の市販されている部品やその工程を研究した方が手作りしたもののようです。
一部の部品をドイツから輸入して、一部を国産部品で手作りされているようです。もうSVOになってから4万キロも廃油で走行しているようで、乗り心地や走行感覚も普通なんですけど、どこかわくわくする感覚があります。そんなこともシェアできていければ、リサイクルが生活エンターテイメントになっていくことになるんだと思います。
だからこれからの社会は「自分でできること」が面白いんだと思います。
Posted by syn at 2006年10月08日 14:03
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